さっきから、そこにいるのはわかってるんだぞ、峯岸…。

指原は思う。

「今さら、美術部に入りたいとは言えないしなあ。料理部は優子ちゃんやあっちゃんが入部するらしいし、絶対、指原の出番ないよな。文芸部は、北原部長に『入れてください』って言うのもなあ。北原も嫌がるだろうし……。軽音楽部は、横山が『一緒にやりましょうよ』って屈託なく誘ってくるのが、いらつく。演劇部は『ちょっと、ドラマに出たからって、もう女優気取りかよ』って、アンチに打たれるだろうし…」

悩む。
そして、指原はつぶやく。

「みぃーちゃんはどうするんだろう？」

考えすぎだ、指原！

指原、ひょっとして、部活に参加するタイミング、逸してる？

「ドッヂボールに入れて！」って言えずに、
鉄棒やってる感じ？

みんなのところに来いよ。

まゆーポリポリポン