
今からちょうど2年前............
"3.11 東日本大震災"
何がおこるのかさえ、誰もが予測もしなかったあの 日。
たくさんの人々の命が数十分の間で とられてしまった。
3.11.....
私はちょうど先輩方の卒業式で学校が休みでした。 何気なく見ていたテレビ、ある時 ひとつの緊急地震速報が流れました。
「マグニチュード9.0 震源地 三陸沖」
見たこともない数字でした。
一瞬訳が分からなくなり、私は必死でテレビの中継 から見守っていました。
津波から逃げる車で渋滞する道路
どんどん押し寄せてくる津波
走って逃げる人たち
助けに行きたくてもいけない悔しさ。
いつのまにかテレビの前で一人で 「逃げて!お願い!」と叫んでいました。
14:46........小さなこの日本の中で全く違う世界をつ くりだしたこの時間。
テレビの全チャンネルがこの地震の中継で数日間持 ちきりでした。
テレビの画面に映されていたのは、 何ひとつ残ってない平地。 大量に流された家の山。
自然というものの恐ろしさを知りました。
しかし画面に映るそこには必死に瓦礫を掘って人命 救助にあたる海外のレスキュー隊の方たちもいまし た。
私はたくさんの人々の命が宿るこの地球のなかで人 は支えられて、助け合いながら生きていることを実感しました。
震災から6ヶ月後にボランティアで寄付した家の本 100冊。
子どもたちに読んでもらえてるだろうか?喜んでも らえてるだろうか?
今、私はHKT48としてこの復興支援をやっていま す。
私たちにしかできないこと。
歌を届ける。
博多からたくさんの歌を届けていこう!
そしてどうか歌を聞いてる時だけでも 震災のことを忘れて楽しんでもらいたいです。
遠い九州からではありますが、 空を見上げれば、そこには同じ月があり、太陽があ ります。
私たちは繋がっています。
何があっても変わることのない空で。
心からお祈り致します。
2013.3.11 HKT48 岡田栞奈
