岩田華怜

気持ちの整理が付かず、昨日は更新できずにごめんなさい。


なお美さん………

まだ嘘であって欲しいと思う自分がいます。


なお美さんには、本当にお世話になりました。

昨年のフットルースから始まり、今年の7月まで公演した「広い宇宙の中で」では、私たちのお母さん役を演じてくださいました。

役だけではなく、なお美さん自身が私たちのことを本当の我が子のように思い、暖かく包み込んでくれました。

公演を重ねる度に、なお美さんからの愛がひしひしと伝わってくるような、そんなツアーでした。

旦那様であり、日本を代表するパティシエの鎧塚さんの美味しいお料理を毎日のように口にされているはずなのに、私が手作りのお菓子を稽古場に持って行った時は、いつも「美味しい」と笑顔で食べてくださいました。

そして「旦那の分も頂いていい？」と、ご自宅に持って帰ってくれたこともありました。

私の誕生日には、素敵なネックレスと、ご自分の鞄を、「華怜に使って欲しい」とくださいました。

今となっては形見となってしまいましたが、すごくすごく嬉しかったです。私の一生の宝物です。


役者として、1人の女性としての在り方を教えて頂きました。

私の演技も真剣に見てくださって、芝居の相談にも乗って頂きました。

なお美さんから頂いた、「何かひとつ、自分の好きなことを伸ばしなさい」と言うお言葉、忘れません。

今はまだ未熟な私ですが、いつかはなお美さんの女優魂を引き継げるような、素敵な女優さんになりたいと思います。

なお美さん、本当にありがとうございました。