水道橋博士から、「藝人春秋」(文藝春秋)という新刊を送って貰った。北野武、松本人志、爆笑問題…天才たちの生きざまを水道橋博士らしい切り口で描いている。古舘伊知郎、テリー伊藤、堀江貴文たちの“狂気”を近くで見ていた僕も、改めて「そうなんだよなあ」と思える部分がいっぱいあった。湯浅卓は、僕がニューヨークに住んでいる頃にお世話になったので懐かしかった。
この「藝人春秋」が面白いのは、水道橋博士の冷ややかな客観性にある。どんなに盛り上がっている状況であっても、水道橋博士だけは冷静だ。心の中でその様子を実況している。だからこそ、天才たちの狂気やカリスマ性に迎合することなく、“見物”できたのだろう。
いつだったか、水道橋博士に「天才 勝新太郎」(文春新書)を貰った。凄く面白かった。あれを、現代の天才たちに置き換え、水道橋博士本人の目撃証言で構成したんだから、面白くないわけがない。
新春番組で千原ジュニアと一緒になった時、
この「藝人春秋」の話で盛り上がった。
水道橋博士の本はハズレがないなあ。
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小笠原茉由 +169 興味深いです。