篠崎彩奈

今日（昨晩）は篠崎彩奈さんが出演している舞台『悪役令嬢後宮物語』千秋楽公演を見させていただきました。

以前から自分のスケジュール帳に日程は書いてたものの、直前までスケジュールが確定せず、せっかく行く気になってたのに、前日には行けないものと絶望的な気持ちになりましたが、なんとか夜のうちにスタッフさんと連絡がついて、ギリギリ見させていただくことができました。

説明をして演劇空間に引き込まなければいけない部分、役に入ってセリフをしっかり言う部分、コミカルに演じなければならない部分、アドリブに受け答えなければならない部分、ごく一部は素の「篠崎彩奈」にならなきゃいけない部分があって、なかなか大変だったと思いますが、AKBの中にいたら見られないあやなんを見ることができました。

なかでも、シリアスにセリフを発する部分については、言葉の抑揚のつけ方が上手だし、何より発声の仕方が舞台に向いてるような気がしました。これはAKBの活動をしている中ではわからない部分で、新しい発見でした。でもこのチャンスはAKBにいるからこそなので、今すぐ外の世界でどうにかなるとかいうものではないと思いますが、とにかく新しい発見をするためのステップとしてとても良かったです。

アイドルは素の部分を出すお仕事ならば、演技は「自分以外の誰かになる」お仕事なので、似たようで違うけど、AKBの「板に立つ」経験は舞台に確実に役に立っているでしょう。それは卒業生も振り返って言ってます。

たとえばリーディングシアター「恋工場」での早坂つむぎさんみたいに、人によっては「自分以外の誰かになる」ほうが得意な人もいるから、とにかくいろいろ挑戦して自分に合うのは何なのかを見きわめるのは大切なことかなと思いました。あやなんが何に向いているのかはあやなん自身がこれからいろんな経験をしていく中で決めていただければと思います。

今回はAKBの握手会と日程が重なったから、基本、あやなんのファンの方しか見ることはできなかっただろうし、多くのメンバーも見ることができなかったので、次回あるときはAKBのファンやAKBのメンバーにも、あやなんが持っている潜在能力を確認してもらいたいのと、さらにパワーアップした姿を見られると思いますので、次の機会には足を運んでいただけたらと思います。

おつかれさまでした。